万年ダイエッター
わたしは万年ダイエッターを自負している。
正確には痩せたり太ったりを数年置きに繰り返す。
ちびっこ時代からぽちゃぽちゃしていたので、やたら親にスポーツを勧められローラースケート、アイススケート、テニス、バスケットとやっていた結果、運動嫌いなのに「やたら器用なデブ」が完成した。
YDK(やればできる子)ならぬYDD(やればできるデブ)。
足も速かったから割と手に負えない。
周りには好きでやってると思われてしまう・・。違うのに。
そしてこういう運動をしてる間は痩せない・・。
動けばお腹がすくし、長時間走り続けるためには食べなくてはスタミナがつかない。
なんだろうこのジレンマ。
よく聞くよね。
だがしかし、10代の頃は特に何もしなくても痩せた。
毎日ちょっと長くお風呂に入って汗を流して寝る。
昼食は友達のお弁当を真似して同じ量か少なめにしてたら痩せた。
気がついたら3ヶ月くらいで10kg以上痩せていて、その頃クラスで「私重病説」がまことしやかに流れていたと後で知った。
食生活の乱れと、口に入れるもののカロリーを気にしない。
1日2日で考える。
今日食べても明日食べなきゃいい、そうやって明日もまた食べる。
余分の積み重ねがつもって体にぜい肉としてまとわりつく。
少なくともわたしは そんな感じだった。
たまたま周りの人に合わせた食事をしていたらそれが正解だっただけ。
デブは乱れた食生活と健康に対する意識が薄れるこころの病気だ。
一度痩せるとしばらくは維持できるけれど、一年二年と経つと又顔を出してくるのが「このくらいならいいんじゃない?」という甘い言葉。
今日食べても明日食べなきゃいい、昨日も食べたけど。へっちゃら!
そうして又ダイエット。へっちゃら!を繰り返す。
まったくもってデブっていう病気は治らない。
永遠の二十歳と言い続けてきたのに、なぜだろう今や家族に「永遠に精神年齢中学生だね」と言われながら、体は限りなくマツコデラックスに近づいて行く。
悲しいかな気づけば立派な中年である。
へっちゃら!の積み重ねで仕上がった、これまた立派な腹の肉がうらめしい・・。
食生活を見直すのはいいことだと思うんです。
ダイエットに限らず。