晴れ時々ぼんやり♪

のんびりきままな徒然記

小息子の成長

我が家の子供達は3つ違いなので、今年小娘が高校生になると同時に今度は息子が中学生になった。

 

幼少期から物怖じしない社交的な子だったのだけれど、どこがどうということではなく、そこはかとなく感覚的にちょっと変わっている。

自分から児童会の役員に立候補したりと、インドア派の我が家には珍しく割と華々しい道をゆく息子。

 

運動会で生徒代表スピーチをするも家族に一言も伝えておらず、私たちがのんびりとお弁当を抱えてグラウンドの外を歩いている時にスピーチが始まり撮影すらできず・・。

私「なんで言ってくれなかったの?」

息子「誰も聞かなかったから・・」

(どう聞けと・・( ゚д゚)ポカーン)

先生のお話と合わせると家族のうかがい知れないところで、さりげなくみなさんのお世話を楽しんでしているらしかった。

 

外ではトラブルになっても口が立たないらしく、角で黙って涙ぐむということがあったと先生からお伺いしたことが数度。

(乙女かよっ!とは小娘さんのツッコミ)

ある時は口論からお友達を殴ってしまったという事もあった。

彼の中ではちり積もなのだけれど、相手には全く伝わっていなかった。

いわゆる「自分を表現する能力にお困りのアナタ」なのだけれど、本人気にしてない。

 

困った時も親の意見を積極的に聞くということがないのだ。

基本的に自分でなんとかしたいひとなんだろうなーと前から薄々感じてはいた。

(これが災いすると 本格的に自分でどうにもならなくなった状況になって初めて私たちに相談してくるので大事になりがちなのが困った点)

ちっちぇーうちにもってこい・・(おこ

 

幼稚園のおトイレにはお尻を拭いてくれるお手伝いさんまでいたというのに、幸か不幸か彼は人に尻ぬぐいされるのは好きではなかったのだ。

三つ子の魂百まで・・。よく言えば、自立したお子さんといえよう。

 

私が子どもの頃、親に相談するということをした覚えがあまりない。

問題だらけの家庭だったせいもあるけれど、自分でなんとかなると思っていた。

 

なので、息子が私や夫に相談しないことは反抗的なのではなくて、私と同じように自分でなんとかなるという考えに基づいているのではないかと漠然と理解していた。

経験値がないと見込みが甘くて大事になるけれど、そのうちにだんだん自分でできることがわかってくれば落ち着いてくるわけで・・失敗が多い程 人に言わずにじぶんだけで留めておこうと思うのですよ・・要は自立した慎重な性格だということ。

 

が、夫には理解できなかったらしく(そりゃそうだ)

ある日、私がガミガミ口を出すせいで息子は相談できないのだと言ってのけた。

 

そうじゃなくて、そういう性格なのだという事を説明するために 私は息子に改めてインタビューした上で夫にそれを説明するというめんどくさいこともした。

そうそう、そうなんだよ。よくわかるねママ。

って・・それを自分で説明できるようになれよ・・息子。

 

そんな息子も中学生。

寝る前にはカバンに翌日必要なものを揃えて枕元に置き、制服にコロコロをかけて綺麗に整えておくという一見あたりまえの身支度をみせつけた。

出かける時も「傘は持った?」と尋ねる私に「入ってる」と一言答えスマートに去っていく。

・・粋を通り越して もはや おっさん臭い。

落ち着きすぎやろ・・(^^;;

 

バタバタと前日に自分が使ったはずであろうコロコロを朝から探して回っている小娘さんとは大違い・・。

(時には、その日の持ち物がわからずに友達に電話したりもする。そして、使った色々なものをほったらかしにして慌ただしく出かけていく)

 

息子はこんな風になるべく人に頼らない いぶし銀のような人生を歩むんだと思う。

助けてくれと手を出してきたら、ほいよ。と貸してやればいい。それだけの話。

私も夫も息子を理解してやれなかったら不幸だけれど、少なくとも私はいまのところ理解できているようなので、まだまだ先は長いけれど息子が本当の意味で独り立ちするまで、うっかりガミガミしてしまうかもしれないけれど見守っていこうと思う。

 

木の上に立って見守る。よくできている・・。